古都である奈良県は、有名な寺社仏閣が点在する。そのため、観光業が盛んだが、奈良県には高齢者のための施設も充実しているので、介護の仕事もたくさんある。

高齢者を支援をする介護施設の仕事内容は、基本的にどこでもそう大きく変わらないが、施設形態によっては若干の違いがあるので、就職時にはよくリサーチしておこう。例えば、訪問介護を行っている事業所では、車やバイクを利用して高齢者の自宅を訪問して介護を行うことになる。また、訪問介護をするためには、介護職員初任者研修を修了しておかなければならないので、無資格の場合は事前に取得しておく必要がある。しかし、訪問介護の仕事はスキマ時間を有効に使って行うことができるので、ワークライフバランスを重視したい人には向いているだろう。

それから、入所型の施設では、24時間体制で高齢者のケアをすることになる。そのため、勤務はシフト制であることが多く、夜勤にも入らなければならない。夜勤は少人数で高齢者の支援をしなければならないので、慣れないうちは緊張したり、日勤以上に疲れを感じることもあるだろう。したがって、夜勤の多い施設で働く場合は、生活のリズムを崩さないような工夫が必要だ。

ただし、夜勤に入ると夜勤手当がつくので、その分給料が高くなる点は魅力かもしれない。そこで、介護施設で働く時は、自分が求める働き方や仕事の負担、得られる収入をじっくり考えて、自分に合った職場を探してほしい。奈良県にはさまざまなタイプの介護施設があるので、十分に調べてから就職すれば、納得のいく環境で活躍できるはずだ。～参考：奈良で仕事探し～